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ローマ (ビゼー)
『ローマ』(''Roma'')は、フランスの作曲家、ジョルジュ・ビゼーが、イタリア留学の経験をもとに作曲した管弦楽作品。 == 概説 == 本作は着手から最終稿に至るまでに10年以上の時間を要し、その間に何度も改訂が行われたが、ビゼーの存命中には完全な形で演奏されることはなかった。本来4つの楽章からなる交響曲として作曲されたが、ビゼーの死後に組曲として出版され、現在では組曲『ローマ』、交響曲『ローマ』の2通りの呼称がなされている〔ビゼーには17歳の時に作曲した『交響曲ハ長調』があったが、長く忘れ去られており、ビゼーの歿後60年に当たる1935年になって、ようやくその存在が公にされた。『ローマ』も同じハ長調で書かれており、両者の混同を避けようとしたことも、ビゼー本人が『ローマ』を「交響曲」と呼んだにもかかわらず、組曲扱いされている理由の一つとして挙げられるIvan Anguélov 。〕。『グローヴ音楽大事典』において「標題音楽とするのはなるほど的確だとはいえないし、抽象的な交響曲にしては構成が無頓着すぎる〔」と指摘されているように、形態においても交響曲と交響組曲のいくぶん中間に位置付けられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ローマ (ビゼー)」の詳細全文を読む
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